世の中の「脱属人化」は実際に進んでいる?属人的な業務は本当にダメでしょうか?

こんにちは!
株式会社ON-ISMです。オンイズムと読みます。
事務代行、秘書代行・業務サポート、バックオフィス代行の会社になります。

世の中の「脱属人化」は実際に進んでいる?
属人的な業務は本当にダメ?

基本的にネットではネガティブな使われ方をする「属人化された業務」

これって本当に悪いこと?
世の中的に脱属人化は進んでいるのか?
本当にだめなことなんでしょうか?

事務代行会社の目線で色々書いてみようかと思います。

属人化とは?昔からメジャーなワードだった?

属人化(ぞくじんか)とは

ある業務の進め方や進捗状況などを特定の担当者しか把握していない状況

対義語は「平準化」になります。

一般的に言われるデメリット

・休職や退職によるノウハウ喪失

・業務がブラックボックス化 ・評価が難化

・担当者の負担が増大 ・組織力の低下

・新たなやり方、アイディアが生まれない

・ミスや不正に気づきにくい

ネットで調べると…
あまり良い言われ方はされてないですね…

 

そもそも論。

「属人化」って昔から使うワードでしたか?

実は自分この言葉を意識したのは割と最近でして…

 

自分が意識してなかっただけかもしれませんが聞くようになったのはここ最近だと思うんです。もしかしたらこのブログで初めて聞いたなんて人もいるかも??

 

気になったのでちょっと調べてみました。

検索キーワードの人気度の推移を調べられるGoogleトレンドで調査してみました。

まずは関連しそうなメジャーワードの「人手不足」

過去5年間、コロナ過の影響はあったようですが元々高い水準。

 

それに対し「属人化」はコロナ過関係なくジワジワ上昇しているワードでした。

つまりトレンドの波に乗って上がってきたワードであり近年定着してきたワードとも考えられます。これから属人化を問題提起としたコンテンツがもっともっと増えるかもしれません。

 

現段階では概念的な情報発信が多く、
属人化解決!という明確なコンテンツは少なそうです。

解決アプローチは複雑でしょうし個々の問題も多様ですからね…
ただワードとしての周知は数年前よりは広がっていそうです。

※今のうちにこの言葉使いこなしておくとカッコいいかも。
ぜひプレゼンや商談時にご乱用ください。笑

事務代行会社としての着眼点

アウトソーシング、業務委託サポートの弊社としてはまさに属人化で悩んでいる企業がターゲットになっております。

弊社は一人社長~10人前後くらいの規模の法人のお取引先が多いです。

平準化の着眼点としては大企業の進め方とは全く違う方向を行っています。

 

一般的に比較的大きい企業は自動化できるシステムの導入による仕組み化、外部コンサルを入れる、などで解決していくことでしょう。

しかし、その導入にはとてもコストがかかります。
その手法は小規模法人では通用しない可能性があります。

 

小規模法人の属人化は複雑かつ細かくたくさんある業務なので大企業のように業務を大枠に落とし込めないのが難しいところです。

ITリテラシーが高いのにアナログな部分が多いという矛盾と戦っています。

 

更にスタートアップや急成長中の企業は業務内容がどんどん変わっていきます。

仕組み化なんてなかなかできないですよね…

結果、THE!属人的!なんです。

  • コスト面(お金も時間も)
  • デジタル使いこなすけどアナログな文化
  • 業務内容がどんどん変化する

これらが理由で属人化から抜け出せないジレンマがあるかと思います。

 

そこで矛盾しますが

「属人化を低いリスクの属人化で改善」
これが業務委託のメリットになります。

まずはここから始めてゆくゆくは予算をかけて仕組み作りをするのが健全な企業の成長方法の一つかと思います。

 

メリットとデメリットの天秤

もちろん属人化のメリットもたくさんあります。

・担当者の専門性を高め、組織内での存在価値を向上させる

・個人の持つ高い専門性や個性を業務に生かせる

・ひとりで仕事が担当できて、仕事の裁量権がある

・スキルアップにつながる

・顧客から信頼されやすい

・社員のモチベーションが上がる

・一芸特化による業務効率の向上が見込める

・その業務の専門家が生まれやすい

・顧客に特定の担当者がつくことできめ細やかなサービスを提供できるようになる

・1人で対応する場合には人的コストを削減できる可能性がある

スタートアップや急成長中の企業としてはとても魅力的です。

ある意味この「人間臭さ」に魅力を感じる経営者も多いと思います。

自分もどちらかと言うとそちら側ですし、弊社も小規模法人ですのでこのブログも属人化肯定寄りの内容になっています。

 

とにかくバランスだと思います。

属人的な部分も残しつつ平準化も進める。

これが大事だと思います。

 

そういう意味では事務代行は成長のグラデーションの中間色の位置にいます。

属人化と平準化の中間の存在が弊社の役割です。

 

まとめ 皆さんはどう思いますか?

正直、事業規模にもよりますし、経営者としての熟練度やビジョンによってだいぶ意見が分かれると思います。

もしかしたら今の事業の開始時点で自動化や仕組み化を視野に入れていた企業もいるかもしれません。

もうバッチリ平準化してます!という企業もあるかと思います。

 

逆に…

いざ走り出したら…そんなに効率よくはいかなかった…

自分がいないとこの会社回らない…

でも走り出しちゃったし…

そんな経営者さんもいるかもしれません。

 

弊社はそんな企業のサポートをしたい会社です!

走りながら考えることも大切だと思います。

一緒に伴走し発展できればと思っております。

 

軽い気持ちで構いませんでぜひ一度情報交換させてください。

お問合せお待ちしております♪

 

何か参考になれば幸いです(^^)

 

属人化は面白いテーマなのでまた1年後くらいに世の中の変化に基づいてまた検証してみたいと思いました!

事務代行ならON-ISM

「何をお願いしたら良いかわからない」など、
初期のご相談でも大丈夫です。
お気軽にお問い合わせください。